Q.E.D. 15巻書籍名:Q.E.D.著者名:加藤元治 出版社:小学館 感想: とても特殊な推理ものですよね。一般的には、コナンとか金田一とか、最近アニメ化された探偵学園とかの方が有名なんでしょうけど、どうしてもキャラクターの絵的な魅力の方に目がいってしまいます。まあ、言うてはなんですが、このまんが、キャラクターがとてもかわいい訳じゃないし、主な登場人物二人の間の感情もここ数巻分変化ない、恋愛感情でも絡めば出てくるであろうドラマ性はあまりない、珍しいタイプの漫画です。 だいたい、各種事件の解決にいちいち高等数学の知識なんか普通いるか?でも、まあ、そこがこの漫画のおもしろいところでね。論理的な推理というんなら、これがいちばんだとおもってます。 機械が好きな人や数学、理科系の論理展開や証明問題が好きな人にはなかなかいい感じだと思うんです。まあ、見た目の派手さはないし、特にドラマティックな展開があるわけでもないので、アニメ向きじゃないな。小説にするならこれはこれでいけるかもしれないです。 それでも、15巻目に突入するくらいなので、物好きは世の中結構多いってことかしら? ところで、タイトルQ.E.D.は、どこかで、別の漫画で使われていた記憶があるんだけど、なんだったかな? |